予防接種とは、ワクチンの接種によりあらかじめ免疫をつけておき、いざ本当の病原体が体の中に入ってきたときに、すばやく免疫によって体が守られ、病気にかかることを予防したり、人に感染させてしまうことで社会に病気がまん延してしまうのを防ぐことを目的としています。
日本小児科学会のホームページでは、予防接種に関する基本的な知識や各ワクチンの詳細な情報をイラストを交えながらわかりやすく解説しています。お手元の「府中町 予防接種手帳」や「予防接種と子どもの健康(公益財団法人予防接種リサーチセンター発行)」とあわせてご覧ください。
日本小児科学会の「知っておきたいワクチン情報」<外部リンク>-外部サイト
定期接種のワクチンとは、「予防接種法」によって、対象者や接種期間などが決められているワクチンです。
現在、府中町では、下記の14種類のワクチンを定期接種のワクチンとして接種することができます。
定期接種ワクチンの種類 |
厚生労働省作成リーフレット「今日、このワクチン」 ※お子さんが定期接種を受ける際に、保護者の人に知っておいていただきたい情報などをまとめています。 |
日本小児科学会の「知っておきたいわくちん情報」 ※各ワクチンの詳細な情報をイラストを交えながらわかりやすく解説しています。 |
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1.ヒブワクチン | ヒブワクチン<外部リンク>-外部サイト | ヒブワクチン<外部リンク>-外部サイト |
2.小児の肺炎球菌ワクチン | 小児用肺炎球菌ワクチン<外部リンク>-外部サイト | 肺炎球菌結合型ワクチン -外部サイト |
3.B型肝炎ワクチン | B型肝炎ワクチン<外部リンク>-外部サイト | |
4.ロタウイルスワクチン | ロタウイルスワクチン<外部リンク>-外部サイト | |
5.五種混合ワクチン | 五種混合ワクチン<外部リンク>-外部サイト | 五種混合ワクチン<外部リンク>-外部サイト |
6.四種混合ワクチン | 四種混合ワクチン<外部リンク>-外部サイト | |
7.三種混合ワクチン | ||
8.不活化ポリオワクチン | ||
9.BCG | BCGワクチン<外部リンク>-外部サイト | BCGワクチン<外部リンク>-外部サイト |
10.麻しん・風しん混合(MR)ワクチン (麻しんワクチン・風しんワクチン) |
MRワクチン<外部リンク>-外部サイト | 麻疹・風疹ワクチン -外部サイト |
11.水痘ワクチン | 水痘ワクチン<外部リンク>-外部サイト | 水痘ワクチン<外部リンク>-外部サイト |
12.日本脳炎ワクチン | 日本脳炎ワクチン<外部リンク>-外部サイト | 日本脳炎ワクチン<外部リンク>-外部サイト |
13.二種混合ワクチン | 二種混合ワクチン<外部リンク>-外部サイト | |
14.ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン | ヒトパピローマウイルスワクチン<外部リンク>-外部サイト |
任意接種のワクチンは、国がそれを使うことを認めているものの「予防接種法」で定められていないワクチンのことです。
接種に必要な費用は、原則、個人が負担しますが、府中町では、「おたふくかぜワクチン」の接種費用を一部助成しています。
対象者 | 接種⽇時点で府中町に住⺠登録があり、1歳から⼩学校⼊学前(年長児相当の3⽉31⽇)までのお⼦さん |
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助成額 | 1回あたり4,000円 |
助成回数 | 1人あたり2回 |
おたふくかぜワクチンの費用助成について、詳しくは下記リンクをご覧ください。
おたふくかぜ予防接種費用の一部を助成しますー府中町公式サイト
定期接種と任意接種のおたふくかぜワクチンを、公費(全部または一部負担)で接種可能な期間や、おすすめの接種スケジュール等について、下記リンクからご確認ください。
子どもの予防接種は、近隣の協力医療機関で実施しています。接種を希望する医療機関が府中町内の場合と町外の場合で、お持ちいただくものが異なります。
詳しくは、下記リンクをご覧ください。
子どもの予防接種協力医療機関-府中町公式サイト
府中町に住民票のある人が、公費負担で予防接種を受けるには、府中町の予診票が必要です。
住民課等で転入手続きをした後に、健康推進課(福寿館)で予診票を交付します。母子健康手帳を持って、お越しください。
転出日以降は、府中町の予診票は使用できません。
※府中町の予診票で接種を受けられるのは、接種日時点で府中町に住民登録している方です。
※転出日以降に、府中町の予診票を使用して予防接種をうけると、接種費用を全額負担していただく場合があります。
※転出後の予防接種については、転出先の自治体にお問い合わせください。
府中町の予診票の再交付は健康推進課(福寿館)で受け付けています。
母子健康手帳を持ってお越しください。その場での再交付が可能です。
予防接種は体調のよいときに受けるのが原則です。日頃から保護者の人はお子さんの体質、体調など健康状態によく気を配ってください。そして、気にかかることがあれば、あらかじめかかりつけ医などに相談してください。
予防接種の効果や副反応などについて理解した上で、接種に同意したときに限り接種が行われます。
以下に当てはまる場合、かかりつけ医に必ず前もってお子さんを診てもらい、予防接種を受けてよいかどうか判断してもらってください。予防接種を受ける場合は、かかりつけ医のところで接種を受けるか、診断書または意見書などをもらってから接種を受けるようにしてください。
令和2年10月1日から、異なるワクチンを接種する際の接種間隔の見直しがされました。
定期接種で使用するワクチンには、生ワクチンと不活化ワクチンがあります。
注射生ワクチンを接種した後、それとは異なる注射生ワクチンを接種する場合のみ、27日以上の間隔をあけて接種してください。
ワクチンの区分 | ワクチンの種類 |
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注射生ワクチン | BCG、麻しん風しん混合、水痘、おたふくかぜ(任意予防接種) |
経口生ワクチン | ロタウイルス |
不活化ワクチン | 五種混合、四種混合、ヒブ、小児用肺炎球菌、B型肝炎、日本脳炎、二種混合、ヒトパピローマウイルス感染症 |
なお、同じ種類のワクチンの接種を複数回受ける場合は ワクチンごとに決められた間隔を守ってください。
異る種類のワクチンを接種する際の接種間隔のルールが一部変更されます [PDFファイル/1.17MB]
満15歳以下のお子さんが予防接種を受ける際は、原則、保護者(予防接種法において、親権を行う者または後見人のこと)の同伴が必要です。
しかし、諸事情により、満13歳以上満15歳以下のお子さんが一人で接種を受けに行く場合は、予診票(日本脳炎・ヒトパピローマウイルス感染症)裏面の同意欄(保護者の人が同伴しないで接種される場合)に記入があれば、保護者の同伴なしでも接種できます。
※ 予診票表面の保護者署名欄も事前にご記入ください。
なお、未成年者の予防接種の原則のとおり、満13歳以上のお子さんでも、保護者の同伴をお勧めする医療機関もありますので、事前にご確認ください。
接種を受けるお子さんの年齢 | 保護者の同意・同伴 |
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満12歳以下 | 同意・同伴ともに必要 |
満13歳以上満15歳以下 | 同意:必要、同伴:原則必要(※) ※例外として、あらかじめ、接種することの保護者の同意を予診票上の保護者自署欄で確認できれば同伴は不要 |
満16歳以上 | 同意・同伴とも不要(接種を受ける方本人による同意で接種を行います) |
定期接種の対象だった間に、長期にわたり療養を必要とする疾病(免疫の機能に支障を生じさせる重篤な疾病や、免疫の機能を抑制する治療を必要とする重篤な疾病)等の特別の事情があることにより接種を受けることができなかったと認められる者については、特別の事情がなくなった日から起算して2年間、定期予防接種の対象となります(一部のワクチンを除く)。
詳しくは、下記リンクをご覧ください。
長期疾患等のため定期予防接種を受けられなかった人に対する特例措置-府中町公式サイト