予防接種には、予防接種法によって対象疾病、対象者、接種期間などが定められている「定期予防接種」と、それ以外の「任意予防接種」があります。
医療機関では予防接種を行う時間や場所に配慮し、換気や消毒を行うなど、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策に努めています。子どもの予防接種は遅らせずに予定どおり受けましょう。
【目次】
定期予防接種 | 法律で定められている年齢や期間内は無料(公費負担) | ロタウイルス、B型肝炎、ヒブ、小児用肺炎球菌、BCG、ポリオ、三種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風)、四種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)、二種混合(ジフテリア・破傷風)、水痘、麻しん風しん混合(MR)、日本脳炎、子宮頸がん |
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任意予防接種 | 希望者のみが受ける予防接種で、原則、全額自己負担 | おたふくかぜ(費用助成あり)、A型肝炎など |
府中町ではおたふくかぜ予防接種の一部費用を助成しています。
定期予防接種の種類 | 対象年齢 | 標準年齢 | 方法 |
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ロタウイルス | 出生6週0日後~出生24週または32週0日後 | 1回目 生後2か月 | 27日以上の間隔で2または3回経口接種 |
B型肝炎 | 1歳未満 | 1回目 生後2か月 | 27日以上の間隔で2回接種 |
ヒブ ※2 | 生後2か月~60か月未満 | 初回 生後2か月~7か月未満 | 27日(医師が必要と認めた場合には20日)以上の間隔をおいて3回接種 |
追加 初回終了後、7か月~13か月の間隔をおく | 1回接種 | ||
小児用肺炎球菌 ※2 | 生後2か月~60か月未満 | 初回 生後2か月~7か月未満 | 27日以上の間隔をおいて3回接種 |
追加 初回終了後、60日以上の間隔をおいて、生後12か月~15か月未満 | 1回接種 | ||
BCG | 1歳未満 | 生後5か月~8か月 | 皮ふ面にワクチンを塗り、管針で1回接種 |
ポリオ (急性灰白髄炎) | 1期 生後3か月~90か月未満 | 初回 生後3か月~12か月未満 | 20日以上の間隔をおいて3回接種 |
四種(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)混合 ※3 | 追加 1期初回終了後、12か月~18か月の間隔をおく | 1回接種 | |
二種(ジフテリア・破傷風)混合 | 2期 11歳以上13歳未満 | 11歳 | 1回接種 |
水痘 ※4 | 生後12か月~36か月未満 | 初回 生後12か月~15か月未満 追加 初回終了後、6か月~12か月の間隔をおく | 3か月以上の間隔をおいて2回接種 |
麻しん(はしか)・風しん混合 麻しん(はしか)、風しん | 1期 生後12か月~24か月未満 | 生後12か月~24か月未満 | 1回接種 |
2期 5歳以上7歳未満で小学校就学前1年間(年長児) | 5歳以上7歳未満で小学校就学前1年間(年長児) | 1回接種 | |
日本脳炎 ※5、6 | 1期 生後6か月~90か月未満 | 初回 3歳 | 6日以上の間隔をおいて2回接種 |
追加 4歳 (1期初回終了後、概ね1年をおく) | 1回接種 | ||
2期 9歳~13歳未満 | 9歳 | 1回接種 | |
子宮頸がん ※7、8 | 小学6年生~高校1年生相当の女子 | 中学1年生相当の女子 | 3回接種 |
※1 ワクチンによって対象年齢と接種回数が異なります。
※2 接種を開始する年齢によって接種回数が異なります。
※3 すでに生ポリオワクチン、不活化ポリオワクチン、三種混合ワクチンのいずれかを1回以上接種している人は、原則三種混合ワクチンと単独の不活化ポリオワクチンを接種してください。
※4 過去に水痘にかかったことがある人は、対象になりません。また、過去に水痘の予防接種を受けたことがある人は既に接種した回数分を受けたものとみなします。
※5 平成7年4日2日~平成19年4月1日の間に生まれた人は20歳未満の間、定期予防接種の対象者として無料(公費負担)で接種できます。また、平成19年4月2日~平成21年10月1日生まれの人は、第1期の接種回数の不足分を第1期(生後6か月以上7歳6か月未満)だけでなく、第2期(9歳以上13歳未満)の期間にも定期接種として受けられます。
※6 令和3年4月時点で、日本脳炎ワクチンの供給が不安定な状況です。接種スケジュールについては、医師とご相談ください。
※7 ワクチンによって接種間隔が異なります。
※8 平成9年4月2日~平成18年4月1日の間に生まれた女子は令和7年3月までの間、定期予防接種の対象者として無料(公費負担)で接種できます。
予防接種には、それぞれ適した年齢があります。標準の年齢内のなるべく早い時期の体調の良い時に受けましょう。いろいろな事情で標準的な年齢に受けることができなかった人も、定められた年齢ならその後も同様に受けられます。
町内で予防接種を受ける場合は、母子健康手帳と予診票を持って、医療機関を受診してください。町内の予防接種実施医療機関は「町内予防接種実施医療機関 [PDFファイル/124KB]」からご確認ください。
町外で予防接種を受ける場合は、事前の手続きが必要です。
母子健康手帳と予診票のほかに予防接種券が必要です。母子健康手帳を持って、健康推進課(福寿館)へお越しください(平日午前8時30分~午後5時15分)。
特別な事情があれば接種費用の全部または一部を助成します。
予防接種を受ける前に、府中町予防接種依頼申請書を健康推進課(福寿館)に提出してください(平日午前8時30分~午後5時15分)。申請がないと、接種費用の全額が自己負担となります。