平成17年5月30日から平成22年3月31日まで、日本脳炎の接種を個別にお勧めする取組(積極的勧奨)が差し控えられていた間に、定期接種の対象であった人の中には、ワクチンの接種の機会を逃した人がいます。そこで、公平な接種機会を確保するため、改めて無料(公費負担)での接種の機会を時限的に、提供しています。
府中町に住民登録があり、次の項目に当てはまる人
日本脳炎ワクチンについて、全4回のワクチン接種のうち、接種していない回数を、20歳までの間に、無料(公費負担)で接種することができます。
これまでに 接種した回数 |
第1期初回相当 |
接種 |
第1期初回相当 【2回目】 |
接種 間隔 |
第1期追加相当 【3回目】 |
接種 間隔 |
第2期相当 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3回 |
― |
― | ― | ― | ― | ― | 接種可 |
2回 | ― | ― | ― | ― | 接種可 | 6日 以上 |
接種可 |
1回 | ― | ― | 接種可 | 6日 以上 |
接種可 | 6日 以上 |
接種可 |
0回 |
接種可 |
6日 |
接種可 |
6か月 |
接種可 | 6日 以上 |
接種可 |
20歳になるまで
無料(公費負担)
町内で日本脳炎ワクチン接種を行っている医療機関を、下記リンクからご確認ください。
令和7年度 日本脳炎予防接種実施協力医療機関一覧(府中町内) [PDFファイル/111KB]
町外で予防接種を受ける場合は、健康推進課(福寿館)窓口で、医療機関の確認と、予防接種予診票・予防接種券の交付が必要です。
母子健康手帳を持って、健康推進課(福寿館)窓口へお越しください。(平日の午前8時30分~午後5時15分)通常は、即時交付が可能です。
進学などの事情により、広島県外の医療機関で接種を希望する場合は、接種費用の全部または一部を助成します。
予防接種を受ける前に、「府中町予防接種依頼申請書」を健康推進課に提出し、「予防接種依頼書」の交付を受ける必要があります。
詳しくは、下記リンクをご確認ください。
広島県外の医療機関で定期予防接種を受ける場合-府中町公式ホームページ
日本脳炎ウイルスの感染によって起こる中枢神経(脳や脊髄など)の疾患で、東アジア・南アジアにかけて広く分布しています。ヒトからヒトへの感染はなく、ブタなどの動物の体内でウイルスが増殖した後、そのブタを刺したコガタアカイエカ(水田などに発生する蚊の一種)などがヒトを刺すことによって感染します。
日本脳炎はウイルスに感染しても症状が現れずに経過する場合がほとんどですが、発症した場合 20~40%が死亡に至る病気です。 症状が出る場合、6~16日間の潜伏期間の後に、数日間の高熱、頭痛、嘔吐などが現れ、引き続き急激に、光への過敏症、意識障害、けいれんなどの中枢神経系障害(脳の障害)を生じます。
予防の中心は、ウイルスを持つ蚊(コダカアカイエカ)の対策とワクチンの接種になります。一般に日本脳炎の感染リスクは、農村部で高く、都市部で低いと考えられ ます。しかし、コガタアカイエカは活動範囲が広いため、都市部であっても日本脳炎に感染するリスクはゼロではありません。 コガタアカイエカは日没後に活動が活発になるとされています。
次の点に注意して、ウイルスを持った蚊に刺されない工夫が必要です。
また、日本脳炎ワクチンを接種することで、罹患(りかん)リスクを 75~95%減らすことができると報告されています。