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令和5年度

令和2年度施政方針

更新日:2020年4月1日更新 印刷ページ表示

令和2年度施政方針(全文)

国内外の情勢

最近の我が国の景気については、輸出が弱含むなかで、製造業を中心に弱さが一段と増した状態が続いているものの、緩やかな回復が続くことが期待されています。
一方、ここに来て、新型コロナウイルスが内外経済に与える影響は極めて大きなものとなりつつあり、十分に注意する必要があります。
こうしたなか、令和2年度の政府予算案は、消費税増収分を活用した社会保障の充実、経済対策の着実な実行、歳出改革の取組みの継続により、経済再生と財政健全化を両立する予算であると公表しています。
具体的には、高等教育や幼児教育・保育の無償化、医療・介護分野の充実、個人番号カードを活用した消費活性化などが掲げられています。
地方財政計画においては、地方が人づくり革命の実現や地方創生の推進、地域社会の維持・再生、防災・減災対策などに取り組みつつ、安定的に財政運営を行うことができるよう、一般財源総額において、前年度を7千2百億円上回る63兆4千3百億円が確保されているところです。

令和2年度の予算編成

府中町の令和2年度予算は、私が町長に就任して4度目の予算編成となります。

つまりは、任期における最後の予算編成となるわけですが、私の目指す町政運営、特に3つの宣言である「広島都市圏で一番の子育てしやすいまち」「志を育む教育のまち」「バランスのとれた行政施策の展開」に係る政策、施策、事業を引き続き盛り込むとともに、更に今後芽吹くことを想像しながら随所に新たな種を蒔く、そんな予算としています。

「第4次総合計画」については、計画期間10年間の折り返しの年度であることから、前期事業の総仕上げを行うとともに、新たな行政課題の抽出と前期事業の成果の検証・評価を踏まえて、「後期実施計画」を策定します。
また、1年間計画期間を延伸した「まち・ひと・しごと創生総合戦略」についても同様に、現戦略の検証・分析を行い、次期計画を策定します。

令和2年度予算の総額は、一般会計が176億7千6百万円で、対前年度比1千6百万円、率にして0.1%の減少と、ほぼ同等規模の予算編成としました。
各特別会計並びに令和元年度から地方公営企業法を適用している下水道事業会計も、個々の会計で増減の動きはありますが、総じて同等規模の予算編成としています。

一般会計の歳入において、町税は、景気の停滞や税制改正による法人町民税の減少の影響により、対前年度比9千8百万円減少の73億9千8百万円を計上しています。
自主財源の減収は厳しいものがありますが、地方交付税や新設される法人事業税交付金などの増額によりカバーするとともに、対前年度比2億6千8百万円増加の111億3千5百万円を計上している歳出一般財源総額に係る財源不足については、財政調整積立基金を1億4千万円取崩すことによりその対策を講じているところです。

一般会計の歳出において、先ずは、平成30年7月豪雨により被災した水分峡森林公園などの復旧工事を引き続き実施し、早期の全面的な供用開始を目指します。
その他災害対応に資するための事業として、防災重点ため池であり決壊時に周辺地域に被害を及ぼす恐れのある永田池については、埋め立てを行いその機能を廃止することで、安心・安全な暮らしを提供します。
避難所の環境整備として、停電時の電力確保のため3施設に電源切替装置を設置するとともに、2施設の便所洋式化工事を行います。
ハード・ソフト両面における災害に強いまちづくりを進めるため、「国土強靭化地域計画」の策定を行います。

投資的事業として、既に着手している「府中公民館等改築事業」は、令和4年4月の開館へ向け本格的に工事を開始します。
「向洋駅周辺土地区画整理事業」は、前年度の国の補正分と一体的に進めるとともに、前年度に事業認可を取得し、詳細設計に着手している「広島市東部地区連続立体交差事業」についても所定の負担を行います。
府中東小学校、府中北小学校の便所洋式化工事を実施し、これによりすべての小・中学校の普通教室棟の便所洋式化を完了することとなります。
前年度の国の補正に係る繰越事業として、将来的な全児童・生徒への1人1台の端末配備を見据えた環境整備の一環として、全小・中学校に高速大容量の校内通信網を整備します。
揚倉山健康運動公園上段の多目的広場については、天然芝から人工芝へ改修することで、一年を通して利用可能な状態とし、一層の利用促進を図ります。
老朽化した消防団第2分団詰所については、新築整備するとともに、都市基盤整備の根幹となる道路については、維持費、新設改良費ともに前年度を上回る予算配分としています。

3つの宣言の実現に向けた取り組み

「広島都市圏で一番の子育てしやすいまち」の実現

投資的経費以外の予算について、3つの宣言別に申し上げます。

1つ目、「広島都市圏で一番の子育てしやすいまち」では、「子ども見守り支援サポート事業」から事業名を変更した「子どもの予防的支援構築事業」において、様々なリスクを抱える子どもを多面的・継続的に見守り支援する仕組みを構築します。
安心して妊娠・出産・子育てができる切れ目のないサポート体制を強化する「ネウボラセンター事業」において、母子保健カルテのデジタル化により情報共有を推進し、業務効率化を図ります。
現在建設中の新設保育所に対し施設整備助成を行うとともに、「放課後児童クラブ(留守家庭児童会)事業」においては、ニーズ調査の結果を基に開設時間の延長に取り組みます。

「志を育む教育のまち」の実現

2つ目、「志を育む教育のまち」では、引き続きスクールカウンセラーの重点配置を行い、学校生活に困難や違和感を抱いている児童・生徒への早期対応や適切な指導を実施します。
前年度導入した校務支援システムの活用により、教職員の事務負担を軽減することで、児童・生徒と向き合う時間の確保に努めます。
発達支援に関する専門家として「特別支援教育アドバイザー」を新たに雇用し、特別支援教育体制の充実を図ります。

「バランスのとれた行政施策」の展開 

3つ目、「バランスのとれた行政施策の展開」では、前年度に策定した「地域公共交通網形成計画」に基づき、つばきバスの運行見直しを行うとともに、公共交通不便地域の解消を図るため、新たな交通手段導入のための試験運行を行います。
119番通報においては、外国人の通報に対応するための多言語通訳機能システムや、聴覚・言語障害者の通報に対応するための緊急通報システムをそれぞれ導入し、救急体制の充実・強化に努めます。
個人番号カードの交付促進、国勢調査の実施、「ひろしまはなのわ2020」の開催、広島広域都市圏の推進など、国や県、他の自治体と連携が必要な事業については、しっかりと協力・協調体制を整えるとともに、その他男女共同参画や人権施策の推進、環境保全、観光、健康づくりなど幅広い住民ニーズに対応します。
また、役場は町民のためにあることを念頭に、「笑顔の役場」を創出するため、全職員が挨拶を励行し、執務環境の改善を行い、更なるサービス向上へ努めます。

一般会計以外では、介護保険特別会計において、小規模多機能型居宅介護施設を公募により選定し、整備を進めるとともに、要介護・要支援状態の予防を図ることを目的に、地域のボランティア活動や介護予防活動への参加者に対しポイントを付与する事業を開始します。
下水道事業会計においては、府中ポンプ場の電気設備の更新に着手するとともに、前年度の国の補正予算で採択された府中1号幹線の改築更新を行います。

「住んでよかった、これからも住み続けたい、住んでみたい」まちづくりを

以上、申し述べました政策、施策、事業を着実に実施し、成果をあげることで、誰もが「住んでよかった」「住んでみたい」「これからも住み続けたい」と実感のできる府中町を目指して、精一杯取り組んでまいります。

町民の皆様の一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。

府中町長 佐藤信治

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