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令和8年度施政方針

更新日:2026年3月30日更新 印刷ページ表示

令和8年度施政方針(全文)

令和8年度の予算議案の提案に際し、町政運営に関する私の所信と予算の概要を申し述べます。​

令和8年度は、当町の将来発展すべき基本的な方向を示す最上位計画として、今後10年間を対象に策定した「第5次総合計画」の初年度となります。

「第5次総合計画」では、「 みんなの「暮らしたい」がかなうまち あきふちゅう 」をまちの将来像に掲げ、社会の移り変わりに柔軟に対応しつつ、住民一人ひとりに寄り添った政策を展開することで、「暮らしたい、ずっと暮らし続けたい」まちづくりを着実に進めていくこととしており、令和8年度予算はそのスタートと位置付ける予算となります。

また、令和8年度は町制施行90周年という節目の年でもあります。

90年という年月は長く、先達が作り上げてきた歴史の賜物ですが、しかしながら、社会・環境が著しく変化する現代において、まちの都市的イメージ・ブランド力を更に向上させ、継続的なまちの発展と活性化を促すため、単独自治のあり方を調査研究することは必要であると考えており、令和8年度予算に関連経費を計上しているところです​。

国内外の情勢

さて、我が国経済は、名目GDPが600兆円を超え、賃上げ率も2年連続で5%を上回るなど、「デフレ・コストカット型経済」から、その先にある新たな「成長型経済」に移行する段階に至るとともに、足元の景気は、米国の通商政策による影響が自動車産業を中心に見られるものの、緩やかに回復しています。

国の地方財政対策においては、物価高が続くとともに、社会保障関係費や人件費の増加等が見込まれる中、地方公共団体が様々な行政課題に対応しながら行政サービスを安定的に提供できるよう、一般財源総額について、額にして3兆7,364億円、率にして5.9%増と、前年度を大幅に上回る67兆5,078億円を確保することとしています。

なお、臨時財政対策債については、前年度に引き続き新規発行はありません​。

令和8年度の予算編成

令和8年度の当町の予算は、一般会計が、普通建設事業など投資的経費へ積極的な配分を行ったことから、対前年度26億8千百万円、率にして12.0%増、250億6千7百万円の編成としました。

一般会計当初予算の規模としては、過去最大の予算額となっています。

国民健康保険特別会計は被保険者数の減少により規模が縮小し、対前年度5千3百万円、率にして1.2%減の42億6千万円、介護保険特別会計は保険給付費の増額により、対前年度2億8千9百万円、率にして7.2%増の43億3千万円、後期高齢者医療特別会計は被保険者数の増加により、対前年度9千8百万円、率にして9.7%増の11億3百万円としました。

公営企業会計である下水道事業会計は、収益的支出と資本的支出を合わせた予算規模が28億7千6百万円、率にして対前年度6.0%増としました。

一般会計、4つの特別会計、下水道事業会計を合わせた予算総額は、376億3千6百万円、率にして対前年度9.2%増の予算編成としました。

一般会計の歳入において、町税は、所得や雇用者数の伸びから、個人町民税、法人町民税ともに増収が見込まれることから、対前年度4億8千4百万円増の86億8百万円としました。

地方交付税は、普通交付税において、国の地方財政対策を見据え、対前年度5億5千9百万円増の18億3千9百万円としました。

国庫支出金は、揚倉山健康運動公園の再整備に係る補助金、また幼稚園2園の子ども・子育て新制度に基づく施設型給付への移行に係る負担金などを計上し、対前年度5億2千2百万円増の48億2千9百万円としました。

県支出金は、児童生徒1人1台学習系端末の購入に係る補助金、小学校給食費の負担軽減に係る交付金などを計上し、対前年度5億5千6百万円増の24億1千百万円としました。

諸収入は、小学校給食費に係る県支出金措置に伴い、保護者負担が減少することから、対前年度1億1千4百万円減の3億4千万円としました。

財政調整積立基金については、新たに取り組むまちづくりの原資として、9億8千4百万円の繰入を計上しました。​

主な取り組み

主要な施策について、次のとおり「第5次総合計画」の基本目標の区分に沿って申し上げます。なお、「第5次総合計画前期実施計画」において計上した事業であっても、財政状況を勘案し、延伸等を行った事業もあることを申し添えます。​

ともに支えあい 健やかに 「暮らしたい」

(福祉)

・既存の相談支援の取り組みを活かした分野横断的な重層的支援体制を整備し、複雑・複合化した課題に包括的に対応します。

・重度障害者の社会参加を促進するため、人工透析者へのタクシー利用に係る追加助成を行います。また新たに、小児慢性特定疾病の治療に係る県外通院交通費を助成します。

・ふれあい福祉センター3階において、障害福祉サービス(生活介護)を運営する民間事業者を現在公募しており、選定した事業者による施設改修を経て、令和8年12月に開設する予定です。

・「第8期障害福祉計画・第4期障害児福祉計画」を策定するとともに、「第4次地域福祉計画」の策定に着手します。

(子育て)

・子ども医療費の助成について、乳幼児、小学生、中学生の入通院に加え、令和9年1月から高校生の入通院を対象とします。なお、令和7年度に寄附をいただいたふるさと納税6百万円(町長におまかせコース)については、未来を担う子どもたちに使いたいという思いから、当医療費に充当しました。

・民間事業者が設置・運営する「放課後児童クラブ」に対し、新たに費用助成を行います。

・幼児2人同乗用電動アシスト自転車の購入費に対し、新たに補助金を交付します。

・現在本庁と福寿館に分離開設している「こども家庭センター」の窓口について、令和9年度から福寿館に一本化するため、必要な施設改修等を行います。

・子育て育ちサポート事業を拡充し、新たに5歳児子育て相談フォロー事業を実施します。

・0歳6か月から2歳までの未就園児を対象とした、乳児等通園支援事業を開始します。

(健康)

・妊婦を対象に、RSウイルスの感染を防ぐ予防接種が新たに定期接種化されることから、公費負担を行い、母子の健康を推進します。

・母子健康診査における公費助成において、通常14回のところ、多胎妊婦については19回へ拡充します。

(高齢者福祉)

・「高齢者いきいき活動ポイント事業」では、引き続きポイント対象事業の拡充に努めます。

・「高齢者福祉計画・第10期介護保険事業計画」を策定します。

(国民健康保険)

・国民健康保険の県単位化に向け、また、国民健康保険特別会計の健全な財政運営を行うため、国民健康保険税は広島県が示す標準保険税率を採用します。

(介護保険)

・高齢者が地域で自立した日常生活を営むことができるよう、各種介護予防事業を実施します。

ともに学び 今も未来も幸せに 「暮らしたい」

(学校教育)

・府中小学校・府中中央小学校屋内運動場トイレ改修工事、府中緑ヶ丘中学校エレベーター及びスロープ設置等工事などを行うほか、全小・中学校特別教室等空調設備工事に係る設計等を行います。

・府中北小学校のエレベーター及び給食棟を改修することにより、学校施設の長寿命化を図ります。

・児童生徒1人1台の学習系端末を更新します。

・英語検定受験費用の補助金交付について、中学生に加え、新たに小学校6年生を対象とします。

・引き続きスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー等を配置し、児童生徒一人ひとりを大切にする教育の充実を図るとともに、小学校登校時に校内で児童の見守りを行う支援員を新たに配置し、教職員の負担軽減を図ります。

・府中中央小学校プールの老朽化に伴い、民間プールの活用を開始します。

・小学校給食費に対し、一部県支出金(給食費負担軽減交付金)を措置することから、保護者負担は前年度と比較し減額となります。

(社会教育)

・府中南公民館改築工事に係る実施設計を行うとともに、複合化対象の町立体育場を解体します。

・「放課後児童クラブ」に入退室管理システムを導入します。令和8年6月からは有料化を実施し、サービス水準の維持・向上に努めます。

・くすのきプラザの空調設備改修工事を行うとともに、施設の長寿命化改修工事に係る設計を行います。

・図書館に、電子書籍等の閲覧が可能となる電子図書館システムを導入します。

・学校・家庭・地域が連携・協働した学校づくり・地域づくりを引き続き推進します。

つながりを深め 豊かに 「暮らしたい」​ 

(地域コミュニティ)

・町内会未加入者が参加できるイベント等に対し、引き続き補助金を交付します。

(人権・男女共同参画)

・「第5次男女共同参画プラン」を策定します。

(脱温暖化)

・本庁舎・消防庁舎・福寿館において照明のLED化を行い、長寿命化・省エネ化を図ります。

・住宅用省エネ設備や宅配ボックスの設置費用に対し、引き続き補助金を交付します。

(自然環境)

・呉娑々宇林道の災害危険箇所を改修し、防災機能を強化します。

安全なまちで 安心して 「暮らしたい」

(安心・安全)

・「国土強靭化地域計画」を改訂します。

・鹿籠二丁目地区、茂陰二丁目地区の法面崩壊対策工事を行い、災害を未然に防止します。

(消防体制)

・高規格救急自動車1台を更新します。また電動ストレッチャーを導入し、傷病者の安全面の向上及び隊員の負担軽減を図ります。

・プライバシー保護や感染症対策のため、消防庁舎の仮眠室を個室化する改修工事に係る設計を行います。

・119番通報時において、ライブ映像システムを活用し、救命率の向上を図ります。

(下水道事業)

・雨水事業では、府中ポンプ場機械設備の改築更新を行うとともに、宮の町ポンプ場の改築更新に伴う基本設計を行います。

・汚水事業では、引き続き公共下水道の面的整備を進めます。また、下水道使用料を改定し、将来にわたる安定的で持続可能な事業運営を目指します。

いつも心地よく 便利に 「暮らしたい」

(都市計画)

・土地利用や都市基盤整備等を計画的に推進するため、「都市計画マスタープラン」を改訂します。

(市街地整備)

・向洋駅南側の街区整備を継続して実施するとともに、連続立体交差事業における地元負担を行います。

・補助街路として、本町40号線、総社跡水分線を整備します。

・「橋りょう長寿命化修繕計画」を改訂します。

(公園) 

・官民連携事業として進めている揚倉山健康運動公園の再整備について、事業者が整備する公園施設の出来高部分を公有財産として購入します。

・揚倉山健康運動公園の東屋や空城山公園の木橋を改修し、公園のメンテナンスを行います。

(住宅)

・今後の住宅施策の方向性を定めるため、「住宅マスタープラン」を改訂します。

・町営住宅再整備の一環として、老朽化し空き家となった五反田住宅、桃山住宅を解体します。

みんなの 「暮らしたい」 を支える​

(移住・定住)

・移住・定住支援として、新たに三世代同居・近居に係る補助金を交付します。

(魅力発信)

・単独自治のあり方を検討するため、住民・事業者の意見聴取に取り組むとともに、アンケート調査を行います。また、町制施行90周年を記念して式典を開催します。

(平和行政)

・平和関連映画の上映会を行い、核兵器廃絶及び恒久平和の実現に向けた気運を高めます。

(行政DX化)

・公共施設にフリーWi-Fiスポットを構築します。

・オンライン手続きについて、より分かりやすく情報を取得できるよう手続きガイドを導入します。

・各種公金収納のキャッシュレス化を進めるとともに、所得証明をコンビニで交付できるようシステム改修を行います。

・基幹業務システムの全国統一標準化に向け、令和8年度は選挙人名簿管理、健康管理、生活保護の各業務について構築します。

(財源確保)

・ふるさと納税に係るクラウドファンディングの取り組みとして、動物愛護を継続実施するとともに、府中南公民館の改築を対象に加え、寄附を募ります。

(組織体制)

・揚倉山健康運動公園におけるサンフレッチェ広島レジーナの練習拠点化を契機としたまちづくりを進めるため、建設部内にスポーツ交流拠点推進課を新設します。

・本庁2階にある指定金融機関派出窓口の、令和8年度末での撤退に対応するため、公金収納機器の購入やシステムの導入を行います。

​主な財政指標の見込み

主な財政指標の見込みについては、次のとおりです。

・「財政力指数」は、前年度の基準財政収入額の増加が影響し、前年度の0.781から0.803へ増加します。

・「財政調整積立基金現在高」は、投資的経費への資金投入により、前年度(見込)の28億1千6百万円から18億4千8百万円へ、9億6千8百万円減少します。

・「地方債現在高(一般会計)」は、償還より借入が多いことから、前年度(見込)の228億4千万円から229億5千2百万円へ、1億1千2百万円増加します。

・「実質公債費比率」は、標準財政規模の増加が影響し、前年度(見込)の7.8%から7.7%へ、0.1ポイント減少します。

・「将来負担比率」は、充当可能基金が目減りする影響により、前年度(見込)の69.3%から79.7%へ、10.4ポイント増加します。

みんなの「暮らしたい」がかなうまち あきふちゅう 

令和8年度予算は、今後10年間のまちづくりの第一歩となりますが、「 みんなの「暮らしたい」がかなうまち あきふちゅう 」を展開していくに十分な事業を盛り込んでおり、順調なスタートが切れるものと考えています。

町民の皆様及び町内事業者の皆様、並びに議員の皆様のより一層のご理解ご協力ご支援をよろしくお願いいたします。​

                    府中町長 寺尾光司

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