府中町備蓄計画は、発災直後、物資の調達が困難となった被災者に対して生活に最低限必要な食料、飲料水などの物資や、避難所運営に必要な資機材を計画的に備蓄するための計画です。
府中町では、これまで府中町で発生する可能性のある地震のうち、最も揺れの大きい直下型地震の被害想定をベースに備蓄数を算定して備えてきました 。
しかし、東日本大震災以降、広島県では「広島県地震被害想定調査報告書」の見直しを行い、備蓄計画に用いる想定地震を、県内の震度6弱以上の面積が最も広い「安芸灘~伊予灘地震」から、避難者数やインフラ・生活等への影響が大きい「南海トラフ巨大地震」へ変更しています。
これらの情勢および計画等を踏まえ、府中町備蓄計画は、災害対策基本法(第86条の6および第86条の7)、府中町地域防災計画に基づき、想定災害を「南海トラフ巨大地震」に変更し、今後の備蓄における基本的な方針、備蓄品目、備蓄数量などを定めるものとして策定したものです。