町の伝統と文化・風物詩 山田十二神祇(やまだじゅうにじんぎ)
更新日:2017年4月1日更新
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石井城地区とともに山田地区に300年以上前から伝わっているといわれる伝統芸能で、両者とも多家神社に属する神楽団でした。
出雲系の演題種目のなかから神祇的なもの、劇的なものを十二種目抜粋して十二神祇と称して演じられていました。
「清らかな土地に神座をもうけ神をおろし、人々の長命、幸福を祈り、抜け出ようとする魂を体内に鎮めようとする鎮魂や新しい生命力を強めようとする招魂の術」として演じられたようです。
昭和30年代初頭までは毎年交互に演じられていましたが、以後両地区とも途絶えていました。
平成2年(1990年)に山田地区に神楽保存会が結成され、翌年復活。
最近では地域の祭りなどの折りに演じられています。