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三翁神社のすぐ近くにあり石地蔵を祀ったこの神社は、辻の道祖神と伝えられ、鎌倉時代の田所文書に「辻道祖神免二反」と記されているものに比定されています。
この神に祈り、側にある手水鉢の水で患部を洗いその水を新しく入れ替え、再度拝み、後ろを振り返らずに人に声をかけられても返事をせずに帰れば、いぼが治るという言い伝えが残っており、いぼ落としさんとも呼ばれています。
導祖神とは、旅の道中の安全を祈って路の側に祀った神、または悪病や悪霊を村の中に入れないために村の辻や橋のたもとに祀った神のことです。