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水分峡の入口にあるこの神社は、貞観元年(859年)に従五位下を授けられた安芸国水分天神の名残と考えられ、鎌倉時代の古文書にも国に年貢を納めなくてもよい「免田」が認められているなど古い歴史を持つ神社です。主祭神は天之水分神です。
「水分」には「水配り」の意味があり、この地域の水の神として旱ばつのときには雨乞いの祈祷が行われたことが江戸時代の記録に残されています。
田所文書に「水別社仁王講免三段、有富」「水分社免五反」とあります。