主祭神は角振隼総明神で、佐伯之翁、岩木之翁、所之翁です。
本来山王社は、角振社の末社であったのですが、天文年間(1532~1554年)に本社角振社殿が朽ち果てたことにより山王社に合祀され、そのまま山王社と称したと伝えられています。
田所文書に角振社の免田や角振社と厳島、田所氏との関連記事が記録されているなど古くからの神社です。
拝殿(再建年不詳)と天保年代(1830~1844年)の鳥居が残っています。
「芸州府中荘誌」の中に、「字中郷のつのほりという地に角振社ありて」とあります。
また、「田所沙弥譲状」の中に、「角振社二季二月、十一月御祭役人」とあります。