約700年前、甲斐国(現山梨県)は近藤三郎左衛門によって建立されたといいます。
多くの人の信仰を集め、初観音(旧暦の1月18日)には大きな祭り供養が行われ、多くの屋台も並び、また正月には多くの初詣客でにぎわったそうです。
観音堂の所在と補修・管理をめぐる争いが府中と温品(広島市東区温品町)の間であったのですが、後年、話し合いで観音堂は温品の地と決められました。
現在堂宇等は焼失し、高尾山に至る登山道の途中境内跡に石積遺構や石碑等が残るだけです。(本尊観世音菩薩は、現在は広島市東区の岩谷寺にあります)
続けて呉娑々宇山登山も可能です。