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施政方針

令和6年8月6日 令和6年度府中町原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式を挙行しました

更新日:2024年8月6日更新 印刷ページ表示

人類史上最初の原子爆弾による惨禍を経験し、昭和57年3月に広島県内で一番初めに「非核町宣言」を行い、「非核都市宣言」を全国に広める先駆けとなった府中町は、核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を全世界に訴え続けていく必要があります。
原子爆弾の犠牲となられました多くの御霊のご冥福をお祈りするとともに、平和への決意を新たに世界恒久平和実現に向け、核兵器根絶へ向けた取り組みを続けてまいります。

町内小中学校の児童・生徒の皆さんの平和へのメッセージはこちらから [PDFファイル/603KB]

町長式辞

本日ここに、府中町原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式を挙行するにあたり、原子爆弾の投下により犠牲となられました多くの御霊に対し、謹んで哀悼の誠を捧げるとともに、今なお被爆の後遺症に苦しまれている方々に、心からお見舞いを申し上げます。
また、町内小中学校の児童、生徒の代表の皆さん、町会議員、町内会役員の皆様をはじめ、多数の町民の方々にご参列をいただき、深く感謝申し上げます。

79年前の今日、8月6日午前8時15分、一発の原子爆弾が広島に投下されました。一瞬のうちに街は壊滅し、多くの尊い生命が奪われ、人々の心に今なお癒えることのない傷を残しました。私たちは、このような非人道的行為が二度と繰り返されてはならないという思いから、また、すべての被爆者の方々に対する責務として、核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を、全世界に向け訴え続けてまいりました。

しかしながら、現在においても、ロシアのウクライナ侵攻や、イスラエルのガザ地区への侵攻など、世界各地において武力による紛争が続いており、子どもを含む多くの市民の尊い命が犠牲になり、世界中の人々が心を痛めています。また、今年5月には、昨年5月に開催されたG7広島サミット参加国であるアメリカで臨界前核実験が行われるなど、私たちを取り巻く世界情勢は大変厳しい状況にあります。

原爆投下から80年を前に、被爆者や戦争経験者が少なくなる現在、私たちは、すべての被爆者の方々や将来の世代に対する責務として、「核兵器廃絶と恒久平和」の実現に向けて、被爆・戦争体験を次世代に伝えるとともに、平和の尊さを発信する取組みに、より一層力を尽くさなければなりません。

本日は児童、生徒の皆さんにもご参列いただき、このあと「平和へのメッセージ」を発表していただきますが、原爆によって広島市とともに世界で最初に凄惨な被害を被った府中町の地で育つ皆さん方が、我々の平和への願いをしっかりと受け継ぎ、今後とも世界に向けて力強く発信してくださることを期待しております。

結びに、原爆、戦争により亡くなられたすべての方々に、今一度、哀悼の意を捧げますとともに、被爆者並びにご遺族の皆様、式典へのご協力をいただいた関係団体の皆様、そして「平和」への思いを未来へ、受け継いでいただく小中学生の皆様方の、ご多幸とご活躍を心からお祈り申し上げます。

挨拶する寺尾町長
開式にあたり式辞を述べる寺尾町長

町長の部屋8/6
献花する寺尾町長

千羽鶴を奉納する中学生
町内小中学生の児童、生徒が作成した折り鶴を奉献する様子(左から府中緑ヶ丘中学校 金平 采海さん、府中中学校 河野 桃夏さん、山口 葉子さん)

平和のメッセージを読む中学生
平和へのメッセージを発信する様子(左から府中緑ヶ丘中学校 田儀 桃菜さん、府中中学校 武智 亮太さん)

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