7月3日、核兵器廃絶を訴えながら広島県内を平和の火でつないでいく「反核平和の火リレー」の激励式を府中町役場前で行いました。
昭和57年にスタートしたこのリレーは、回を重ね今年で42回目を迎えました。「平和の灯」を手に平和を願い、県内をくまなく走り継ぎながらヒロシマの心を受け継いでいきます。
府中町は、直接被爆していないものの、爆風により爆心地側の窓ガラスが飛散し多くの方が負傷され、広島市内の職場や学校などでは多くの町民が原爆の犠牲になりました。また、広島市内から火傷を負った多くの方が府中町に避難してこられ、亡くなった方々を府中大川堤防で火葬した記録があります。
このような惨事が二度と繰り返されることのないよう、府中町では、核兵器に反対し、安全で住みよい街づくり実現のため、昭和57年3月「非核町宣言」を行い、「非核都市宣言」を全国に広める先駆けとなりました。
今年で被爆78周年を迎えるとともに、この5月にはこの広島の地で、G7広島サミットが開催されました。平和への決意を新たにするとともに、核兵器廃絶と平和を願う声が世界の隅々まで届くよう願ってやみません。
走者の皆さん、本当にお疲れ様でした。そして走り継ぐ走者の皆さんが、県内を無事走破されることを願います。
走者の皆さんを激励する佐藤町長
反核平和の火をつなぐ様子
平和の火をつないで、町内を走り継ぐ様子(1)
平和の火をつないで、町内を走り継ぐ様子(2)