令和7年7月7日(月曜日)午後2時00分~午後3時00分
区画整理事業で宅地となる画地の総面積は7.82haで、そのうち令和6年度末現在の画地整備面積は6.11ha、画地整備率は約78%です。
全画地数329画地のうち、使用収益を開始している画地は、令和6年度末で237画地であり、使用収益開始率は約72%です。区域内の建築棟数は、令和6年度末で102棟です。
令和7年度は、令和8年度以降の本格的な画地整備に向け、14街区などで従前家屋の構造物基礎撤去を行います。また、連立事業の高架工事の進入路を確保するため、都市計画道路向洋駅北口線の一部で従前家屋の構造物基礎撤去を行います。
広島県が施行する連続立体交差事業は、平成14年3月に当初の事業認可を取得し、事業を実施していましたが、平成24年度に見直し検討することが公表された後、約7年間の中断期間を経て、令和元年10月に事業認可を取得し本格的に事業が進められています。
令和3年6月に鉄道工事に着手し、令和7年1月には鉄道全4線のうち3線の敷設が完了しています。
今年度は、4線目の仮線敷設を行い、その後に高架橋の工事に着手するとのことです。高架橋の工事は、下り線を先行して高架化し、運行を開始した後に上り線の高架化を行い、両線路の高架化が完了した段階で不要になった仮線を撤去して工事完了となります。
現在の計画における事業施行期間は令和19年度までで、工事区間が1期と2期に設定されています。府中町域は1期の工事区間に該当し、令和12年頃の完成見込みとなっていました。
しかし、令和7年6月18日に広島県から「広島市東部地区連続立体交差事業の進捗状況及び今後の見込み」について公表があり、事業費の増額と完成時期の延伸が見込まれます。府中町が施行中の区画整理事業にも影響があるため、その詳細については議題(3)で報告しました。
仮換地指定の軽微な変更2件について報告をしました。
「広島市東部地区連続立体交差事業の進捗状況及び今後の見込み」について
令和7年6月18日に広島県から、向洋駅周辺(1期区間)の連続立体交差事業の今後の見込みについて公表がありました。
広島市東部地区連続立体交差事業は、令和3年度から工事着手し、現在、1期区間である向洋駅周辺の鉄道高架区間約2kmの仮線路工事が進められています。しかし、工事着手後のコロナ禍などの影響や、建築資材の高騰・労務賃金の上昇、働き方改革などの社会経済情勢の変化などにより、I期全体事業費が447億円から約700億円に約250億円の増額(うち府中町が関係する広島県施行分は262億円から約420億円に約158億円増額)、完成時期が令和12年度頃から令和15年度頃に約3年延伸する見通しとなりました。
これにより、連立事業と一体的に実施している区画整理事業についても、現在仮線として利用している区間の工事着手が遅れる等の影響が見込まれます。
今後、連立事業の事業主体である広島県により国と協議が進められ、令和8年度に連立事業の事業認可変更が行われる予定です。
町としては、その変更を受けて区画整理事業の事業計画の見直しを行うとともに、広島県と連携を図りながら、地権者の皆様への影響を最小限に抑えつつ、区画整理事業を進めていきたいと考えています。
質疑は全体で9件ありました。