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家庭相談支援係

府中町のすべての子どもたちの健やかな成長のために「子どもの予防的支援構築事業」を令和5年12月から運用開始します。

更新日:2023年12月4日更新 印刷ページ表示

タイトル

「子どもの予防的支援構築事業」は子どもが育つ過程で起こりうる、児童虐待(不適切な養育)、不登校や不登園(長期欠席)、生活困窮による「望まない孤立」等を早期に把握し、予防的な支援を届けることにより、子どもたちを見守り、子どもたちが心身ともに健やかに育つことを目的として、令和元年度から広島県のモデル事業として試行的に実施しています。

令和4年度に構築した「府中町こどもデータ統合システム」を活用し、令和5年12月から「子どもの予防的支援構築事業」を運用開始します。

事業のしくみ

活用している児童情報

  • 子育て支援情報
    児童手当・子ども医療・児童扶養手当・ひとり親医療・保育園在園 
  • 母子保健情報
    妊娠届出・乳児健診・1歳半健診・3歳児健診
  • 予防接種情報
    接種状況
  • 障害福祉情報
    身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・通所支援サービス 
  • 生活福祉情報
    生活保護​
  • 学校教育情報
    就学援助・幼稚園在園・学校の出欠席や保健室来所状況・健康診断情報

これまで取り組み

 

令和元年度

  • 広島県の「子ども見守り支援サポート事業」のモデル事業に選定され、県との研究会を発足しました。
令和2年度
  • 「子どもの育ちに関する様々なリスクを表面化する前に把握し、予防的な支援を届けることにより、様々なリスクから子どもたちを守り、子どもたちが心身ともに健やかに育つこと」を目的に、行政が保有する情報を一元化し、見守る仕組みができないか研究会を重ねて検討しました。
  • 府中町個人情報保護条例に基づき、行政が保有する情報をこの事業に活用することについて、府中町個人情報保護審査会で承認されました。
令和3年度
  • 児童情報を集約する「こどもデータ統合システム」の開発・構築を開始しました。
令和4年度
  • デジタル庁「こどもの各種データの連携における支援実証事業」に府中町がモデル 自治体として採択され、個人情報保護法の整理や本事業の必要性、子どもの育ちや子育て世帯を見守る仕組みについて、有識者や関係省庁の意見をいただき、検討を重ねました。

  • 2月に「こどもデータ統合システム」が完成し、試行的な運用を開始しました。

令和5年度
  • 「府中町子どもの予防的支援構築事業実施要綱」「府中町こどもデータ統合システム利用管理規定」を制定しました。
    また、個人情報の保護に関する「府中町子どもの予防的支援構築事業に係る個人情報保護法適用に伴う対応」を整理しました。
  • こども家庭庁「こどもデータ連携実証事業」に採択され、実証事業のなかで予防的な支援や切れ目のない支援を検討します。
    また、継続して個人情報を保護できているかチェックし、改善していきます。

個人情報保護の規定に基づく整理

本事業は、福祉保健部子育て支援課こども家庭係にある「子ども家庭総合支援拠点」の職員が対応します。

「子ども家庭総合支援拠点」(以下、「拠点」という)では、専門職員が、府中町のすべての子どもとその家庭および妊婦等を対象として、「子ども家庭支援全般に係る業務」「要支援児童および要保護児童並びに特定妊婦等への支援業務」「関係機関との連絡調整」「その他必要な支援(入所措置解除後のケア、非行相談)」の業務にあたっています。

子どもたちを取り巻く環境において起こりうる、児童虐待(不適切な養育)、不登校や不登園(長期欠席)、生活困窮などによる「望まない孤立」などについて、「予防的支援構築事業」を通じて、表面化する前に把握して、子どもの最善の利益を考慮し、早期に適切で継続的な予防的支援を届け、すべての子どもたちが心身ともに、健やかに育つために、福祉・保健・教育その他の関係分野において、総合的な取り組みをしていくものです。

よって、事業に活用するデータについては、本事業以外に使用することもありませんし、拠点の職員以外が閲覧することもできません。

子どもの予防的支援構築事業Q&A

予防的支援ってどんな支援?

  • 「予防的」ってどういうこと?
    子どもが育つ過程では、まわりの大人から見て課題だと思うことや問題だと感じることがたくさんあります。この心配している課題や問題が表面化する前に子どものSOSを受け取れないか、そのSOSを一緒に聞いて、一緒に考えることができないか、「いつでも聞くよ」という「見守り」も含めて「予防的」な支援だと考えています。
  • 「望まない孤立」って何?
    頑張っているのに怠けていると言われる、よく分からないのに聞けない、自分だけがうまくできないのかもしれない、手伝ってほしいけど上手に頼めない、失敗したけどどうしたらいいの、周囲の人にどう思われるだろう・・・いろんな場面で、子どもも大人も「誰も聞いてくれない」「誰にも相談できない」と感じた瞬間に孤立感が膨らみます。「誰だって一人っきりじゃ頑張れない」「みんなで子育て」「共に子どもの育ちを喜ぶ関係」を大事に、「みんなが支える・共に育つ子育て」に取り組みます。
  • これまでと何が違うの?
    これまでは、課題や問題が表面化してから対応し、状況が重篤化してしまうことが多くありました。もっと早く相談してもらい、関われていればと思ったこともたくさんあります。このような状況を変え、私たちから支援が必要な子どもや家庭を見つけ、早い段階で関わり寄り添っていきたいと考えています。

具体的には?

  • 子どもは一人ひとりみんな違う、同じ家族は一つもない。
    子どものSOSも家族のSOSもさまざまです。個々に応じた相談支援を行います。
  • 一般的な情報提供だと分かりづらい!
    年齢に応じた支援やニーズに寄り添ったサービス情報の提供をします。
  • 手続きって難しい。ちゃんと受けられるサービスを受けているの?
    子どもや家族の状況をお聞きし、一緒に考えて必要な手続き等を支援します。
  • やっと相談できたのに、今度はどこに相談すればいいの?
    子どもの育ちは連続しているので、今だけの相談やサポートにならないように子どもの成長を喜び合える継続した見守りを行います。
  • 家事や子育てを手伝ってほしい。
    養育支援訪問事業には「家事・育児サポート」と「専門的な相談支援」があります。

関連情報

⼦供の予防的⽀援構築事業について<外部リンク>(広島県ホームページ)

<外部リンク>