町内の小学校で環境学習がすすんでいます。子どもたちが府中の自然や環境問題へ興味をもち、環境を守るために何ができるかを学校、家庭、地域と行政が連携しながら考えていくプロジェクト「府中町キッズ環境調査プロジェクト」に取り組んでいます。
プロジェクトの概要および報告書は、このページ下からダウンロードすることができます。
平成22年度から、町内5小学校で、府中町の自然・生活環境や地球温暖化についてのアンケートを行っています。
平成28年度のアンケートでは、「地球温暖化を防ぐために自分がやっていることはありますか。」の問いに、62%の児童が「ある」と回答し、やっていることとして、「ごみを減らす、ものを大切にする、マイバッグやマイボトルを持ち歩く」との回答が多くありました。
また、「家族でできると思うことは」の問いには、「使っていない電気を消す、ゲームの時間を減らす、無駄なものを買わない、ごみを減らす」との回答が多くありました。
各小学校では、児童がどのような意識や関心を持っているかをもとに、それぞれの学校で取り組むテーマを設定し、子どもの視点に立った環境調査などを行い、地域の環境について考え、体験や学習を深める活動を行いました。
「身近な自然について知ろう・災害から命を守るさまざまな取組」という学習テーマを設定し、教科の学習から関連付けたり、自分たちの生活と結びつけたりしながら、環境問題や防災について学びました。
環境について調べるだけでなく、ゴーヤを育て、グリーンカーテンの涼しさを体感しました。
また、活動を振り返りながら、環境を良くするために自分たちができることを考えました。
環境について調べ、さまざまな自然体験を通じて、今後の自分にできることや環境問題に対する考えをテーマ別のグループで分かれ、新聞にまとめて発表し、意見交換をしました。
水辺教室、施設見学などで集めた情報からグループで新聞にまとめ、それぞれの問題について考えを深め、解決策を探って作成した資料を「環境まつり」で発表しました。
榎川の汚れの原因を考え、地域の人とともに川の清掃活動や水分の森の手入れに取り組みました。
また、自分たちで実践したことを一緒に取り組んでもらえるよう学習発表会で呼びかけました。
キッズ環境調査プロジェクトは、子どもたちが感じたことを私たち大人がしっかりくみ取り、きれいで住み良い府中町になるよう学校、地域、行政で協力しあい活動することを目指しています。