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「下岡田官衙遺跡」国史跡指定

更新日:2021年3月29日更新 印刷ページ表示

町内初の国史跡に指定されました

令和2年11月20日に開催された国の文化審議会文化財分科会で、国史跡に指定するよう、文部科学大臣に答申されていた府中町内の「下岡田官衙遺跡(しもおかだかんがいせき)」が、3月26日に告示を受け史跡に指定されました。

国指定史跡とは、我が国にとって歴史上または学術上価値が高く、継続的な保護・活用が必要な遺跡等をさし、国の文化審議会の答申を経て、文部科学大臣が指定するものです。

下岡田官衙遺跡

発掘調査中の下岡田遺跡の写真

発掘調査時の写真(昭和42年撮影)
※現在は埋め戻され、畑となっています。

概要

下岡田官衙遺跡は、奈良時代(8世紀中ごろ)、国により設置された瓦葺礎石建物2棟を中心とした「安芸駅家(あきのうまや)」の可能性が高い施設です。「駅家」は、都と地方を結ぶ駅路沿いに設置され、公務で旅行する役人などに移動のための馬や食事、宿泊を提供する「人馬中継施設」として役割を担っていました。

国史跡「下岡田官衙遺跡」
  • 所在地 府中町石井城二丁目

  • 指定面積 3599.84平方メートル

  • 指定日 令和3年3月26日

  • 現況 民有地(畑・駐車場) 

指定区域

遺跡から発見された出土遺物

昭和30年から、計11回にわたって発掘調査を実施。安芸国分寺など、同時期に国家が整備した施設と同じ特徴をもつ瓦、県北部の地名「高田郡」や物資の名前などが記載された木簡、土器などが出土しています。

遺跡保護に関するお願い

遺跡保護ため、次のとおりご協力をお願いします。

  • 遺跡の所在地は民有地(畑・駐車場)です。指定区域内への立ち入りはご遠慮ください。
  • 遺跡に専用駐車場はありません。また、市街地にある遺跡のため、周辺への配慮をお願いします。
  • 遺跡からの出土品(複製)を歴史民俗資料館で展示しています。
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