8月17日、「第18期村山聖杯将棋怪童戦」をくすのきプラザで開催しました。
今期は、全国15都府県から222人の参加があり、小学校低学年、小学校高学年、中学生、高校生の4部門に分かれて、それぞれ級位戦・怪童戦(予選)を実施。うち、怪童戦(予選)の各部門で1位となった4人で決勝トーナメントが行われ、広島市立翠町中学校3年 河口 修輝さん(広島市)が初優勝し、将棋怪童に輝きました。
また大会には、村山聖さんのご両親や広島県出身の棋士、山崎隆之八段・片上大輔七段・糸谷哲郎八段・竹内雄吾五段を招き、棋士のみなさんによる指導対局(多面指し)や怪童決勝戦での大盤解説がありました。
病魔と闘いながら、あくなき闘争心で頂点を目指した府中町出身の棋士、故村山聖(むらやま さとし)九段の精神をたたえる棋戦。
(開会式の様子)
(対局の様子)
(指導対局の様子)
部門 | 名前 | 学校(学年) | 県 |
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小学生低学年の部 | 池田 智仁 | 牛田小学校(3年生) | 広島県 |
小学生高学年の部 | 伊藤 直樹 | 十日市小学校(6年生) | 広島県 |
中学生の部 | 川野 威流 | 広島城北中学校(3年生) | 広島県 |
部門 | 名前 | 学校(学年) | 県 |
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小学生低学年の部 | 執行 唯平 | 山川小学校(3年生) | 福岡県 |
小学生高学年の部 | 沖永 遼馬 | 山本小学校(5年生) | 広島県 |
中学生の部 | 河口 修輝 | 翠町中学校(3年生) | 広島県 |
高校生の部 | 種植 太一 | 松山中央高等学校(1年生) | 愛媛県 |
勝者 | 対戦者 |
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河口 修輝 | 執行 唯平 |
種植 太一 | 沖永 遼馬 |
勝者 | 対戦者 |
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河口 修輝 | 種植 太一 |
後手の河口さんが中飛車に振ると、先手の種植さんも相中飛車とし、激戦必至の構えとなりました。
そして、後手が6二に馬を引いた76手目から、先手の有効な攻め手を消し、110手の熱戦を制しました。
形勢はずっと悪く、運が良かった。
今年もたくさんの子どもたちが参加してくれてうれしく思っております。
聖は、子どもが好きだったので喜んでいるでしょう。子どもたちの熱戦を応援し、胸が熱くなりました。
(聖は)上から見て笑っているのではないかと思います。あきらめないで頑張ってほしいです。
全国からたくさんのご参加ありがとうございました。
将棋界は、現在、藤井棋士の活躍で将棋ブームといわれており、今大会にも、222人の参加者がありました。大変うれしく思っております。
この大会が、子どもたちが将棋のみならず、さまざまな分野で、志を持って育っていくきっかけとなることを願っています。
(左から、片上七段、山崎八段、高杉教育長、村山聖さんのお母様・お父様、佐藤町長、糸谷八段、竹内五段)