曹洞宗、北谷山鵜上寺。本尊は十一面観世音菩薩です。
石井城観音とも呼ばれ、延喜年間(901~922年)に創立されたといわれています。
明治15年(1882年)の社寺統廃合の際この寺の存続を時の県令(今の県知事)に願い出て、廃寺を免れたそうです。
今の建物がいつごろ建てられたものなのかは定かではないのですが、日ごろは地区の集会所として利用され、毎年、正月の初観音、花祭り4月29日)などのほか、7月10日には四万八千日が催されています。
この寺の名前は、昔このあたりは海に近く、海鵜がこの台地にすみついていたことに由来するといわれています。