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救急隊からのちょっとしたお願いです

更新日:2017年4月1日更新 印刷ページ表示

 こんにちは、府中町救急隊です。みなさん、119番や救急車と聞いてどんなイメージを持っていますか?

 今回は、救急隊の活動中私たちが感じたことを、”救急”にちなんで9つにまとめてみました。

ひとつ 人の命のおもみとは

消防車イラスト ある交通事故現場でのことです。下校中の小学生が、遊びながら歩いていたため、道路にとびだし、車と接触しました。幸い怪我はありませんでしたが、周りに集まってきた小学生たちは、救急現場に興味しんしんといった感じで、「ねえ、死ぬの?死ぬの?」となんだか楽しそうでした。車と接触した子や車の運転手はどう思ったでしょう。楽しそうに軽々しく「死ぬ」という言葉は言わないでほしいのです。

ふたつ 不安なときこそ落ち着いて

 皆さんからの119番通報時、何から話せばいいのかと焦ってしまい、電話をとった消防職員が場所や内容を聞き取ることができないときがあります。不安で焦るお気持ちはわかりますが、早く、確実に対応したいので「氏名・連絡先・場所・どうしたのか」だけは確実に落ち着いて教えてください。

みっつ 皆でつなぐ救命の連鎖

 目の前でもし人が倒れたら、ためらわずに声をかけてください。そして、心肺蘇生法を知っている人は、ちゅうちょせず行ってください。「わたしのせいで、余計具合がわるくなったらどうしよう」と思い何もできなかった、という話をよく耳にします。『あなたの力で救える命もあります!』

よっつ 夜は輪番制

よる具合が悪くなったイラスト 具合が悪いなあと感じても、日中、仕事や用事などで病院にすぐに行くことが出来ないことがあります。しかし、夜になり更に症状が悪化しても、夜は輪番制といって、各科目(内科・脳外科など)ごとに当番制になっていて、すべての病院で診てもらえることができるわけではありません。可能な限り、具合がわるいなと感じたらその時に対処しておいてください。

いつつ 急ぐときの救急車

 「家族がお酒を飲んでいて病院に行く手段がないので救急車おねがいします」や「サイレンを鳴らさないで来てください」という通報があります。緊急に対応しなくてはならない人のための救急車であり、緊急だからサイレンを鳴らしていかなくてはならないのです。

むっつ 無駄にできない活動時間

  現場に着くやいなや「早く病院につれてってくれ」といわれることが、しばしばあります。救急隊が今の症状を診て、かかっている病気や飲んでいるお薬を聞いたり、血圧や心電図などから適切だと思われる診療科目を判断し、医師に連絡します。その段階を経て、現場を離れることができるのです。もし適切でない診療科目の病院に搬送してしまい、他の病院に行くことになれば時間の無駄になりますし、更に症状が悪化する恐れもあります。

ななつ 何台もない救急車

 府中町内で、主に活動している救急車は1台です。時々、同時に何件も重複して救急の119番通報が入ることもあります。そんなときは、予備の救急車を運用したり、広島市に応援を頼んだりします。そのため、いつもより出動に時間がかかってしまうことになります。その救急は本当に救急車で行くことが適切なのか・・・もし悩んだら、一呼吸おいてください。無理をしてくださいと言っているわけではありません。府中町消防署(Tel286-3117)では病院照会もしており、公共機関で病院に行くことも手段の一つになります。

やっつ 野次馬禁止!

 屋外での救急活動で人だかりができてしまうことがあります。傷病者本人や家族のことを考えてみれば、どうすることがよいかわかりますよね。

ここのつ

救急隊帽子イラスト これらのことを頭の片隅においてもらえれば幸いです。 

 

よろしくお願いします!

 

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